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書評<ゲートSEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり〈1〉抜錨編>

銀座に開通した異世界への「門(ゲート)」。剣と魔法の世界の帝国を自衛隊の火力で退け、異世界でゲートを中心に自治領を確保した日本であったが、異世界の各国との関係、また異世界への進出を求める世界各国との関係など、とても安定した状態を築いたとはいえない状態である。よって、自衛隊に求められる役割もより大きくなり、海自の艦船も極秘に活動していた。異世界を巡る物語、第2シーズンの始まりである。

剣と魔法の世界を、現代兵器で制した自衛隊。本書は主人公も舞台も転換した第2幕である。主役は海自の潜水艦と潜入要員であり、異世界の大型海棲生物と戦い、中世の櫂船を率いて戦う。正直言って地味な駆け引きである。幼稚と言われようと、中二病と言われようと、ゲートの魅力は「異世界で圧倒的な火力を見せつける」であったと思うので、今のところ、そうした爽快感というか、カタルシスはない。今後の展開に期待だ。


初版2017/07 アルファポリス/ソフトカバー

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