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書評<日本人のための第一次世界大戦史 世界はなぜ戦争に突入したのか>

全面的に参戦したわけではないので、日本において一般的には知名度が低い第一次世界大戦。しかしながら、現在の兵器はほぼ1次大戦のテクノロジーの延長線上にあり、世界情勢の混迷も、2次大戦後の大国の振る舞いではなく、むしろ1次大戦後の国境分割や植民地分配に影響している。本書は1次大戦の持つ歴史的影響を、分かりやすく解説する。

自分はミリオタなので、1次大戦の兵器や作戦面の知識はあるが、実質的に世界初の総力戦であった1次大戦の経済的・政治的な影響については知らないことが多かったので、たいへん勉強になった本である。著者は金融関係の出身なので、特に戦争資金の調達や総力戦での金融面の影響など、非常に興味深い事実の連続であった。各論ではなく、歴史の中の1次大戦を知る書として、最適である。


初版2017/10 PHP研究所/kindle版

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