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書評<アリスマ王の愛した魔物>

大国に囲まれた小さなアリスマ国に生まれな、不細工な王子。彼はすべてのモノ、コトを数字として数え、計算していく。彼は数字と計算で国情を把握し、大国との戦争にも打ち勝っていく。臣民をコンピュータ代わりにして。彼の行く着く先はどこか。その他、バイクの人工知能という身近なテクノロジーから、異星からの侵略者まで、SFの大家が送る短編集。

本作は著者の長編連絡「天界の標」のような重厚な作品ではなく、軽やかな作品集である。ネットのデータ蓄積がバイクを通して世代を繋げる身近な技術SFから、たぶんにファンタジー世界の要素を含めながらも現代科学を絡めた表題作まで、著者の多様な世界観が詰まった一冊。軽く読めるが、何度も読みたい短編集だ。

初版2017/12 早川書房/kindle版

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