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書評<辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦>

辺境探検家の高野秀行氏と、歴史学者の清水克行氏が同じ本を読み、感想を議論していく対談本。大長編で名著の「大旅行記」、「世界史の中の戦国日本」など、様々な要素を含む歴史や紀行本を中心に、著者の主張やその主張が現代で意味するところを探っていく。

高野秀行氏はビルマやアフリカの奥地をはじめ辺境を渡り歩き、現地のリアルな習慣や伝説を知る人物。清水克行氏は日本中世史を学術的に研究する学者。異色ながら、様々な知識と経験を持つ2人がお互いに課題図書を提案し、読書する。意外なところで日本と世界の共通点を見つけたり、かなり異端な説を唱える本でも、読み解けば意外に正しい説かも、と思えたり、この二人ならではの解釈が面白い。ある程度の教養を身につけて、知識の土台がある2人だからこそ、議論が噛み合っていくのだろう。本の読み方を教えてくれる1冊である。

初版2018/04 集英社インターナショナル/ソフトカバー

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