Tu-128 Completed
トランぺッター1/72Tu-128Mフィドラー、完成しました。
Tu-128フィドラーは1960年代に開発、配備されたソ連の迎撃戦闘機。大量の燃料と大型AAMを搭載、全長30mにも及ぶ大型戦闘機で、ソ連領空に侵攻してくるアメリカ空軍の爆撃機が主任務。そのため、戦闘機にも関わらず大型機の設計を得意とするツポレフ設計局の手により開発されるなど異例、異形の戦闘機です。
キットはトランぺッターの新商品をストレート組み。合いは悪くありませんが、練習機型を後で発売するためか胴体が前後2分割されているなど強度に不安があるため、プラ棒やプラ板で補強しています。ディテールに関しては、リベット表現などがやや大味で、同社のMig-29やMig-31とは差があります。設計チームが違うのか、大型機の表現としているのかは謎。
また、オモリなしで尻もちつきません。脚の強度に不安があるので、オモリなしを推奨。ジェットノズル回りのエッチングパーツは冷却空気取り込み用。
塗装はブラックサーフェサー吹いた後、クレオスC8シルバーにクリアーを足して吹きつけ。特色のアルミナイズドシルバーを重ねぶきした後、エナメルでスミ入れ兼フィルタリングして、エイジングを表現。シベリアの過酷な環境での使用を想像しながら綿棒で擦り、やり過ぎたら薄くシルバー吹いて面が単調にならないように仕上げます。
デカールは付属のモノですが、解説などは特になし。派手なマークがついている方にしました(笑)。
Twitterの方にも書きましたが、Tu-128フィドラーは「長距離進出して爆撃機を要撃する」という任務に特化したフシギな魅力がある機体です。大きなキットですがこれぞ高速ジェット機という形態なので、工作はシンプルに、塗装を楽しめました。面白いキットでおススメです。
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