BOING SST Clipper Completed
アメリカレベルのオールドキット、ボーイングSST”Clipper” 完成しました。
ボーイングSSTは航空機がスピードの覇を競った時代、1960年代に計画がスタートした超音速旅客機です。ヨーロッパではコンコルド、ソ連ではTu-144の開発が先行し、アメリカの超音速旅客機計画はその流れに乗るものでした。
モックアップまで開発は進みましたが、石油ショックによる燃料費高騰、衝撃波による環境破壊、高騰し続ける研究開発費などの要因により、開発は中止。時代は燃費の良いターボファンエンジンを積んだ大型旅客機、同じボーイングの747の時代に進むことになります。
キットはアメリカレベルのオールドキットをストレート組み。正確な発売日は分かりませんが、元々は50年前以上のキットであり、パーツはうまく抜けておらず、勘合悪く、直線部分はガタガタと基礎工作の段階で相当苦労しました。傷が多く残っていますが、いつまで経っても完成しそうにないので妥協。
塗装は下面をクレオスのスーパーファインシルバー、上面はガイアノーツのExホワイトを使用。サーファサーとシルバーを捨て吹きして、1000から始めて8000番台のペーパーまで順に磨き、その後再び塗装して、クリアーでコート。デカールは意外にも貼りやすく、今は亡きパンアメリカン航空のマーキングが再現できます。
自分が子供のころ、未来の航空機といえばジャンボジェットではなく、SSTでした。子供のころに手にした、金属製のボーイングSSTのおもちゃこそがおそらく自分の航空機マニアの原点だと思います。
静岡ホビーショー2019の合同作品展の所属クラブのテーマが”レベル”ということで、貴重なキットに手をつけ、なおかつ完成までもっていくことが出来たので幸いです。合同作品展では、「BlogModelers」の末席に展示させていただきます。
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