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2019.09.15

MirageF.1C-200 Completed

スペシャルホビー1/72ダッソー・ミラージュF.1C-200、完成しました。

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ミラージュF.1Cはダッソー社がミラージュⅢ/5の後継機として開発、1966年初飛行、1973年に就役した軽量戦闘機。ダッソー社の戦闘機としては珍しい、切り落としデルタ翼と水平尾翼で構成されたオーソドックスな形態を採用しており、フランス空軍での採用はもちろん、海外市場での売り込みも狙っていましたが、時代はすでに大推力エンジン・FBWなど新技術を採用したF-16の時代に入っており、海外での採用は小規模にとどまりました。

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スペシャルホビーのミラージュF.1は2018年発売の新規金型商品。バリエーション展開のためにたくさんパーツが入っているためか、シンプルで小型のキットなのにやや価格は高め。しかしながら、凸彫りの古いキットが多い中、適度なディテールと組み易さで、現状では1/72ミラージュF.1のベストキットではないでしょうか。機首部分、胴体がやや勘合に気をつければ、さほどの苦労はありません。

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塗装はEC 2/5と呼ばれる飛行隊の1981年当時のマーキングを再現。上面にやや明るめに調合したミディアムブルー、下面にガルグレーを多めに混入したシルバーを吹いています。実機写真を見ると、やや暗めかも知れません。

デカールは非常に品質が良いもので、マスキングが面倒なエアインティークサイドのレッドの部分が発色がいい上にピタリとくるところだけでも、高く評価しています。

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ダッソー社がデルタ翼をいったん捨て、標準的な形態を採用したミラージュF.1。製作して手に取ると、写真で見るより小型の機体であることが印象的です。それも当然、胴体付近やエンジンはミラージュⅢそのままで、新世代機とはいえないものでした。航空大国の1つであったフランスの凋落の象徴でもあるようにも感じます。その一因は大推力を発揮する低バイパスターボファンエンジンがついに開発できなかったことでしょう。そんな歴史を感じさせるモデリングでした。

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