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2019.12.10

書評<エイリアン――科学者たちが語る地球外生命>

地球外生命体の研究、探査は人々が思った以上に進展している。天文学の分野では地球によく似た惑星の発見が相次ぎ、太陽系内においてさえ、生命誕生の可能性が取りざたされる発見があった。本書は様々な分野の科学者が地球外生命体が存在する可能性を多角的な視点から探求していく。

本書は、20人の科学者が広い視点で地球外生命体の存在の可能性を論じた本である。その視点は映画やSFに登場するような知的生命体の存在や人類との”ファーストコンタクト”を果たすことが出来るかどうかといったものから、私たちの暮らす銀河に生命体が存在する確率、その生命体のセントラルドグマがなんであるかなど、様々な視点があって面白い。

「宇宙人がいるかいないか」の結論が異なるなど、偏った視点でないのも本書の魅力だ。宇宙は広大なのに、我々哺乳類のような複雑な生命体が生まれる確率は極小であること、まして知的生命体との出会いはおそらくない、という正直な結論もある。天文学から生物学まで、下敷きが多ければ多いほど、楽しめる本である。

 

初版/2019/09    紀伊國屋書店/Kindle版

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