F-8P FrenchNavySpecial Completed
アカデミー1/72チャンス・ボートF-8Pクルーセイダー、完成しました。
F-8Pクルーセイダーは1950年代半ばに開発された艦上戦闘機。安全な着艦のためツー・ポジションと呼ばれる主翼取り付け角可変機構を採用が目を引きますが、翼端切り落としデルタ翼と主翼より下に位置するスタビレーターや一種のショックコーンになるレドームとエアインテークの位置関係など、多くの空力的な特徴も備えており、それは本気の高速性能と機動性能の良さに貢献。ベトナム戦争では”ラスト・ガンファイター”と呼ばれました。
キットはアカデミーの限定版キットをストレート工作。シートにファインモールドのシートベルトを加えたくらいです。ディテールおよびスジ彫りは非常にシャープで、1/72クルーセイダーのキットとしては個人的には決定版だと思います。コクピットや脚収納庫を胴体パーツ貼り合わせの前に入れ込むので、すり合わせだけは慎重にすれば、3日で完成できます。今回はフランス海軍に採用された機体、特に最終形態となっており、アンテナ類の追加がありますが、説明書の指示どおりでほぼ間違いない機体になります。ウェポンについては悩みましたが、記念塗装機ということで胴体脇のパイロンは無しで仕上げてます。
塗装は1999年のラストクルーズの記念塗装を再現。全体はクレオスC366インターミディエイトブルー(WWⅡアメリカ海軍機特色)を吹付け。フシギとピタリと合うブルーグレーです。ガルグレーでないクルーセイダーは非常に新鮮です。1964年から1999年まで現役にあった本機、フランス海軍の後継機の都合もあったのでしょうが、扱いやすく、優秀な機体だったのは間違いないところでしょう。
個人的には”コピーメーカー”との印象があったアカデミーの製品が、このキットにより認識がガラッと変わったことをよく覚えています。市中の在庫が薄めなので、見つけたらキープしとくことを強く推奨するキットです。
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