F−105D”NGUYEN VAN COM” Completed
トランペッター1/72リパブリックF-105Dサンダーチーフ”グエン・ヴァン・チョム”、完成しました。
F-105Dは1950年代に初飛行、部隊配備された”センチュリー・シリーズ”の中の1機。機体内に核爆弾装備のための爆弾倉を持ち、一撃離脱の戦法を実現するための機体として開発されましたが、実戦で活躍したのはベトナム戦争でのことでした。多くのMigキルスコアやSAMサイト潰しなど、華々しい活躍をする一方、損耗率も高く、生産された40%近くの機体をベトナムで失っています。
キットはトランペッター1/72をストレート組み。まだトランペッターがメーカーとして立ち上がった初期のキットで、現在ほどパーツのシャープさはなく、リベットもくどいほどの表現で、好みが分かれるところかも。パチピタとはいかないので、それなりにパテと瞬着が必要です。武装はハセガワの通常爆弾セットを使用。トラペのキットにはなぜか胴体下のセンターパイロンが付属してないので、ここもハセガワのキットから流用。F-105はMERが使えるのはセンターパイロンのみなのです。
塗装はマンガ「エリア88」より”トンキン湾の人食い虎”ことグエンが使用した機体をチョイス。デカールはハセガワのクリエイターシリーズから流用しています。SEA迷彩は本来3色迷彩ですが、塗装指示どおりにクレオスC309とC310の2色迷彩。ブラウンは退色表現のためにイエローを混色しています。タイガーストライプはデカールがあるのですが、密着度などへの不安から塗装をチョイス。なのでパーソナルマークとイエローの色が合わないのはご勘弁を。塗装全体を通して、マスキング5時間、エアブラシ塗装1時間というところでしょうか。
サンダーチーフはなんというか、殺気のある佇まいがあります。イジェクトした敵パイロットをバルカン砲で撃つようなグエンにピッタリのキャラクターを持つ機体であり、新谷かおる先生のチョイスはさすがというしかないですね。
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