GWH1/72F-14A Tomcat Completed
GWHグラマンF-14Aトムキャット、完成しました。
グラマンF-14Aトムキャットは1960年代に開発が始まった艦上可変翼戦闘機。マクナマラ国防長官の肝いりだった空海軍共通戦闘機開発計画(のちのF-111)の挫折後、火器管制装置や超射程AAM、ターボファンエンジンなどの技術遺産を引き継いで開発されたF-14Aは、空母機動部隊を守る翼として、冷戦期を生き抜きました。
日本でトムキャットの人気が不動のものになったのは「トップ・ガン」と「超時空要塞マクロス」の2つの作品のおかげでしょう。特に「トップ・ガン」は主人公たちが羽織っていたMA-1ジャンパーやサントラまで大ヒットし、今に至るまで影響を残します。
GWHの1/72のキットは昨年の新商品。GWHのキットは精密で組み易いキットとして大感動したことがあるのですが、このF-14Aも健在。瞬着盛ってサンディングしたのは、主翼グローブの上下パーツの貼り合わせくらいでしょうか。後は塗装の厚みが邪魔になるくらいのクリアランス。そしてこのキットの特徴は主翼のスポイラーが展開できるところ。マスキング的にも難儀なところだし、見映えに迫力は出るしで、効果抜群です。本当は主翼の展開含めてタッチ・ダウンの状態を再現しようとも思ったのですが(なのでノズルは閉状態)、完成を優先しました。
塗装は1974年、配備後すぐに実戦のクルーズに出たVF-1”WolfPack"を再現。なので機首ピトー管もなし。初めて作った1/72のキットがハセガワ旧版のVF-1塗装で、約40年近くぶりのリベンジです。
ハセガワ、フジミ、ファインモールドその他、様々なキットがあるF-14Aですが、複雑な機体構成ゆえにパチピタのキットは今まで経験したことなかったのですが、このGWHのキットは高価なぶんだけのバリューがあるものです。ためらっている人は迷わずゲットです。
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