Su-30SM Completed
ズベズタ1/72スホーイSu-30SMフランカーC、完成しました。
Su-27/30フランカーシリーズはいわずと知れたロシアの誇るエアスぺリアリティ/マルチロールファイター。基本設計自体は70年代までさかのぼる第四世代戦闘機ですが、FCSなど機体全般をアップデートし、ロシアはじめ世界中で様々な国の空軍で実戦任務に就いています。
なかでもSu-30SMはカナード翼と推力偏向ノズルを装備し、プガチェフコブラをはじめとしたスーパーな機動力を持つ機体です。さらにFCSは地対空モードを強化し、それを操作するWSOを搭乗させるため複座型としています。ステルス性を除けば、世界最高水準のマルチロールファイターといえるでしょう。
キットは2019年発売の新キット。人気のあるフランカーシリーズは様々なタイプを様々なメーカーがキット化していますが、複座型カナードで実戦配備に就いている機体はなぜかキットに恵まれず、待望の商品化となります。繊細なスジボリ、前縁・後縁フラップのダウン状態の再現、様々なウェポンも付属など、ユーザーの期待に応える出来。とはいえ、これは個人的な感想ですが”組み易い”とはいえないキットでした。前後・フレームに分割されたキャノピーパーツや、やや大味なところもあるパーツなどズベズタ特有のパーツ処理に手間取りました。
塗装はブルーの三色迷彩の”赤の03”を採用。淡いブルーは悩んだすえ、クレオスC117RLMブルーをチョイス、ライトグレーとスカイブルーはモデルカステンのフランカーカラーⅡからチョイスしています。それぞれ彩度を落とすため、ホワイトを混色していますが、それでも実機写真と比べると派手になってしまいました。難しいですねえ、ロシアの迷彩。
キット付属のデカールは非常に薄く、取り扱いに注意が必要です。強力なデカールフィッターは使わない方がいいかも。ただし薄いので、よっぽどのつや消し塗面のままでなければ、シルバリングしないと思います。
というわけで、少し荒いモデリングになってしまいました。柔らかいプラのキット、ちょっと苦手なんですよねえ。これはリベンジします。
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