F-4EJ"2003MISAWA JASDF Pre-50thANNIV"Completed
ファインモールドF-4EJ改”2003年三沢基地航空祭スペシャルマーキング”完成しました。
F-4EJは先日、惜しまれながら引退した空自の主力戦闘機。その近代化バージョンであるF-4EJ改はFCSを中心にアップデートされ、ASMを搭載することが出来るようになり、三沢基地の8SQなどFS(支援戦闘機)部隊にも配備されました。
キットはファインモールドの2020年の新商品。多くのファンの期待通り、繊細なモールドと組み立てやすさを両立したキットで、過去のファントムⅡのキットのネガをほぼ潰しています。スジ彫りの掘り直しが面倒な機首上面や背中は別パーツ、ジェットノズル付近の金属剝き出し箇所も別パーツとなり、その気になれば別々で塗装し、接着可能。ただし、別パーツ化ゆえにストレートのままだとややスキマ開くため、すり合わせは必要。今回の製作では流し込み系接着剤で合わせた後、1000番でサンディングして平滑にしただけなので、分割部分がスジ彫りとしてはややオーバーな表現になっています。
また、ジェットノズルや垂直尾翼付近の焼け具合はモデラー各自の腕の見せ所ですが、今回はHMAメタリズムシリーズのデカールを使用。ほぼ違和感なくお手軽に焼け具合を再現出来ます。
塗装は2003年の三沢基地航空祭記念塗装をプラッツの別売デカールにて再現。今回はモールドを潰さないよう、サフレス仕上げでエアブラシにてカウンターシェイド塗装をしたのですが、予想以上にしっとりした塗面になり、嬉しい驚き。サーフェサーを必須で使っていましたが、見直しが必要ですね。
今後、様々な塗装で作るであろうキットの習作として、キットの素性を生かすためにあえて最低限のサンディングで仕上げましたが、個人的には充分な出来。今後のバリエーション展開がさらに楽しみになりました。
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