MIRAGEⅢ-V01 Completed
モデルズビット1/72ミラージュⅢV-01、完成しました。
ミラージュⅢV-01はフランスのダッソー社がミラージュⅢを元に開発、試作したVTOL機。1960年代、ソ連による航空基地への奇襲攻撃を大きな脅威としていた西側各国は、競って垂直離着陸が可能な戦闘機の開発を模索していました。ミラージュⅢV-01もその1つ。傑作機であるミラージュⅢの胴体を拡幅・延長し、小型のVTOL用のターボジェットを8機搭載することによりVTOLを可能とするはずでした。しかしながら、離陸可能重量や燃料搭載量など、実用的な戦闘機として使用する性能には程遠く、V-02とともに2機の試作のみで計画は破棄されています。
モデルズビットのキットをストレートに製作。モデルズビットは製品により当たり外れが大きく、このキットは”外れ”の方。勘合は甘く、モールドはダルい、おそらくは簡易インジェクションなのでしょう。しかしながら、特徴的な背中のインティークを再現出来るエッチングパーツや細かな姿勢制御用空気噴出孔用にパーツなど、ⅢV-01の特徴を的確に捉え、再現しているとはいえます。静岡ホビーショーに持ち込む都合もあり、完成優先で組み立てました。
塗装は全体をクレオスC-8シルバーで塗装、その他アイアンやチタンなど各種の金属色を使って、アクセントをつけています。キットの方は苦労しましたが、デカールは非常に高品質であり、ささっとフランスの戦闘機然とした立ち姿にすることが出来ます。
フランスの超音速戦闘爆撃機はラファール実用化まで”ミラージュⅢの呪縛”あるいは”デルタ翼の呪縛”から逃れられませんでした。特に超音速機に最適な形状であるデルタ翼機でVTOLを実現することは、たいへんハードルが高いものと言わざるをえないでしょう。それでも、ダッソー社の技術的蓄積とフランスの国防予算の都合を考えればこうするしかなかった。そんな歴史的機体です。たいへんハードなキットでしたが、実質的にたった1機をキット化するのですから、開発してくれるだけありがたい。そんなことを感じた製作でした。
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