サンフレッチェ広島、2012J1リーグ優勝によせて
サンフレッチェ広島が2012年のJ1において、チャンピオンを獲得しました。Jリーグが開幕して20年、初のタイトル獲得です。
自分がホームスタジアムにあしげく通う、いわゆるサポーターであったのは1995年の半年ほどでありました。その後は転勤により生まれたところを遠く離れ、ホームあるいはアウェイのゲームにたまに顔を出すだけ。そんな自分でさえ、優勝決定後の森保監督のスピーチに貰い泣きしたぐらいです。昨日のビッグアーチには、Jリーグ開幕当初から20年間、スタンドから声を出し続けたサポーターが確実にいらっしゃいました。彼らの心情や、想像することもできません。
Jリーグ開幕以後、1994年前期のステージ優勝があったものの、親会社のない地方クラブのサンフレッチェは2度のJ2降格を含めて、苦しいシーズンの連続でした。優秀なユース育成に定評がありはするものの、経営危機に立たされたことも一度や二度ではありません。そのたびになんとか危機を乗り越え、ようやくのタイトル獲得。選手はじめ、関係者の方々の努力がようやく報われました。
現在、広島ではサッカー専用スタジアムの建設に向けて、署名活動が行われています。今回のリーグ優勝は、その実現の大きな後押しにはずです。今回のリーグ獲得はリセットがかかったスタート。何が起こるか分からない、過酷なJリーグにおいてJ1上位に定着するために、サポートを続けていかなければならない。あらためて、その思いを強くしました。
何はともあれ、今週のサッカー誌と特別号はすべて買いですな。
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