劇場版 天元突破グレンラガン 【螺巌篇】を見てきた

暇にまかせて劇場版グレンラガンの後篇を見てきた。札幌はスガイの札幌劇場にて公開中。

この作品、TV放映時から多少あざとい部分あれど、友情とか前のめりの生き方とか無駄にアツくて好きだったのだが(岡田斗司夫氏いわく”いい意味でバカアニメ”)、この劇場版後編ではちょっと醒めてしまった。ラストバトルがあまりに過剰演出で、悪い意味であっけにとられるのだ。TV版最終回でギリギリのバランスだったのが、一気に崩れている。アツさが売り物とはいえ、やり過ぎはよくない。劇場版前編である【紅蓮篇】が敵の四天王との対決をオリジナルカットでうまいことまとめていただけに、ちょっと残念。
それと、新メカが搭乗した時の字幕など、GAINAX伝統の?演出もたった2時間の上映時間に何回もだと鼻につく。これも過剰演出だと思う。小劇場公開とDVDで見るのはオタクだけ、となっていろんな制限が外れてしまったのが裏目に出たのかなあ。

劇場の席についたときには「オタクアニメ、小劇場のレイトショーなのになぜかDQNカップルが後ろにいるなあ。前編では思わず涙しちゃったし、今回も泣いちゃったらどうしよ。ハズい。」とか思ってたのに、過剰演出のせいで感情移入できず。良かったような、悪かったような、である。

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最近面白かったマンガ070503

連休中、暇にまかせて読んでいるマンガを紹介。
ハチワンダイバー 1 (1)
ヤミで賭け将棋を行う”真剣師”たちを描いた将棋マンガ。あちこちで紹介されているのだが、将棋は詳しくないので購入をためらっていたのだが、いざ読んでみると将棋に関係なくおもしろい。将棋のテクニックではなく、真剣師たちの情動を圧倒的に描写し、将棋の勝負を描くからだろう。”ハチワンダイバー”とは、8×8の盤台に潜ることであり、主人公がそこにダイブする様がシブすぎる。

岳 (1)
若いが様々な経験を積んだ山岳救助員を通して、山に登る人たちの生と死を描く。山の事故は死が濃密につきまとうが、主人公は山と人間を信じ、今日も人と人の心を助け、また死と向き合う。テーマは重いし、ニュースのみで実態をあまり知ることのない山の事故の悲惨さを直視せざるを得ないが、主人公のまっすぐさに魅かれる。

らき☆すた (1)
京アニでアニメ化され、早くも話題を呼んでいる作品の原作。いわゆるところの”萌え系4コマほのぼのマンガ”。オタクをクスッとさせ、さらに癒す、そんなマンガ。「あずまんが大王」に近いような、遠いような、そんな感じです。

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最近ちょっと期待のマンガ 070305

SFが読みたい! (2007年版)を買って以来、ちょっとSFづいている今日この頃。ちょうど都合よく、今後にちょっと期待のもてるSFマンガが刊行されたので、紹介。

ナチュン 1 (1)
左脳を失った天才数学者が撮影したイルカのビデオを見た主人公は、そこから人工知能開発のヒントとなるメッセージを受け取った(ような気になった?)。彼はさらなる研究のため、イルカの観察を目的に沖縄の離島に単身赴く。

いかにもSFな感じだが、1巻では都会の頭でっかちな青年と、沖縄のヒトクセある漁師のおじさんの交流が描かれるのみ、である。ただし、人物設定やときおり顔を出す”SF感”が妙に気になるマンガだ。アフタヌーン連載では物語が動き出しているみたいなので、楽しみにしよう。

宇宙家族ノベヤマ 1 (1)
宇宙からのメッセージを受け取った人類は、そこから恒星間旅行のためのテクノロジーを手に入れた。宇宙からのメッセージにはなぜか人類の"メッセンジャー”が指定され、メッセンジャーである日本の男の子とその家族が深宇宙探索に乗り出した。そして彼らは様々な文明を持った宇宙人と出会う。

ほのぼの絵なのに内容はハードSFという、岡崎二郎ワールド全開のマンガ。連載誌がビッグコミックだけあって、仕事命だった中年男の苦悩や家族の絆といった問題と、様々な目的を持った宇宙人とのすれ違い(あえて出会い、とは書かない)が並行して描かれる。メッセンジャーがどんな意味を持つのかなど、まだまだ伏線は明らかになっていないので、大風呂敷が拡がることに期待。

MOON LIGHT MILE 14 (14)
アメリカと中国が地球軌道と月の覇権を賭けて争う近未来。主人公・吾朗は国際的な駆け引きの中で、自分を突き通しながら極地へ挑んでいく。

こちらは、この春アニメ化されたSFアニメ。フロンティアへ挑む男と女の争いと友情、中国とアメリカのフロンティアを争う戦いを等価に描く。困難な宇宙開発と、宇宙を舞台にした国家と軍の駆け引きが混在しているのは、まさに今の地球軌道の状態であり、主人公も強固な意志を持ちながらもそれに振り回される。なのでエピソードによってはまったく主人公が登場しないこともあるが、現在は本筋に復帰している。今後の展開に期待。

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本日購入のマンガ 061121

いつもと違う書店に行くと、コミックフェアなどやっていて目的以外のマンガも買ってしまう。

イキガミ 1 (1)
幼児期に無作為に射たれた注射により、1000人に1人の若者が24時間前の通告後に死亡するという「国家繁栄法」なる法律が施行された日本。様々な状況に置かれている若者たちが、自分が24時間後に死亡すると突然告げられたときに、どのような行動をとるか。

有名人が「感動した」「泣いた」というオビにひかれて、つい購入してしまったが、イマイチ。「国家繁栄法」なる法律が施行されているなら、それなりに社会が変化していて当然なのに、「死を告げる主人公の苦悩」と「24時間後に死亡が通告された男女の行動」が今現在の現実の延長でしかないのね。世界観設定がまったく生かされていない、と思うのはオレがSFあるいはアニメに拠って作品を見ているからか。

ヨルムンガンド 1 (1)
東欧の某国。そこに暗躍する若き武器商人ココと傭兵たちのチームに少年兵・ヨナが加わるところから物語は始まる。武器商人たちとその顧客たちの虚々実々の駆け引きと銃撃戦を描く。

サンデーGXの”銃撃ちマンガフェア”にのせられて購入。設定自体はキライじゃないんだけど、その設定よりはキャラクターを楽しむマンガのようなので、自分には向かないかな。

カラスヤサトシ
月刊アフタヌーンのかたすみに連載されたギャグ4コマ。カバーの裏表紙までビッシリ書かれて4コマは、すべて作者の実体験であり、ささいな日常をギャグに昇華している。ギャグマシーンのような”知人”が多いのも、作者の人格の賜物なんだろう。読み切るのにマンガとしてはとてつもない時間がかかるので注意。

後は定番。ワイルダネス 5 (5)はセニョール・アルバレスが殺伐とした撃ち合いの中にいい味を出している。ブラック・ラグーン 6 (6)は前巻までのヘビーな展開から一転、軽めのチェイス&強敵再登場の前フリ。いろいろと伏線もあるようなので、次巻に期待しましょう。

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リボルティックにソルティック登場

知ってる人は知ってたんでしょうが、海洋堂のアクションフィギュア、リボルティックシリーズの最新作として ソルティックH8ラウンドフェイサーが11月に発売されます。
この期に及んで、ダグラム以外のコンバットアーマーが例え完成品でも発売されるとは!海洋堂さん、ここはデザートガンナーブリザードガンナーマッケレルまで突っ走ってください。切なる願いです。

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「海猿」の海保と、「よみがえる空」の空自の宣伝効果

海上保安庁の潜水士を描いた「海猿」が映画化やドラマ化でブームを起こし、海上保安官の志願者が急増する効果を生んでいる。航空自衛隊も航空救難団を題材にしたアニメの制作に協力し、今年1~3月深夜に放送。しかし、目に見える形で隊員の応募増にはつながっていないようだ。(from産経新聞)。

どれだけ低評価でも大宣伝をうって何百館で公開される「ゲド戦記」と、各方面で評価は高いが大都市で単館ロードショーの「時をかける少女」の興行収入を比べちゃいけないように、高視聴率をとって映画化までされた「海猿」と、深夜アニメの「よみがえる空」を横並びで比べるのは違うと思うのだが。
個人的には、何がなんでも”泣き”と”恋愛”を盛り込みたくて、失笑モノの場面すらあった「海猿」と比べて、「よみがえる空」は地味だが、いいアニメだったと思うのだが。
空自が本気で広報効果を狙うなら、このくらいのドラマは作らなくちゃ、と2ちゃんねる該当スレのナイスなシナリオを紹介。

63 :名無しさん@6周年:2006/08/25(金) 14:08:23 ID:yUFwdc+Y0
海猿キャストをつかって、海保が救難活動するも、困難さに苦渋の撤退。
そこに颯爽と現れる航空救難団。警察と軍隊の違いを見せ付ける。
「あの」海猿に出来ない事を!「あの海猿」よりすごい!!!

という感じのドラマを男前とか使ってしないとな。

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最近おもしろかったマンガ 060823

今一番気になることはHMS(女王陛下の船)が何の略だったか、思い出せないこと。記憶能力がとみに落ちていると感じる、今日この頃。

で、本題。最近おもしろかったマンガを紹介。
Pumpkin Scissors 5 (5)
戦争が終わり、荒廃した街と人民の心が残された、どこか別の世界。帝国陸軍情報3課は戦災を乗り越え、国土を復興させることを任務としている。飢餓や兵隊の夜盗化、平民と貴族の対立。背後にうごめく陰謀。情報3課の個性的な面々がそれに立ち向かう。
画力はイマイチだが、戦災の後に残った人たちの弱い心を立ち直らせようとする貴族の少女とその部下たちの活躍は爽快であり、またどこか心に引っ掛かりを残す。平民に対する貴族を安易に敵に設定していないところもなかなかのもの。戦争後になお蠢く陰謀を描ききれるか、要注目作品。

蒼のサンクトゥス 4 (4)
BARSERGAさん推奨)
突然、天空から地球に現れた”それ”は、海上に<A-NEST>と呼ばれる異質の空間を創った。そこに何があるかは正確に掴めないまま、人類はまたそこに進出し、謎を解こうと挑む。
壮大な世界観を広げた、海洋SF。謎が減りつつある大海原にSF要素を加えて、海に挑む男たちを再び描く、といったところか。4巻にして、それまで点と点だったキャラたちが線を結ぶので、ここからが本番。この作者、目の表情の描き方が特徴あるなあ、と感じるのはオレだけか。

デトロイト・メタル・シティ 1 (1)
デスメタルの帝王、クライザーさんは正体を隠したまま、今日も暗黒面を突き進む。
ずいぶんと乗り遅れたが、マンガではここ数年で最高に笑った作品。注目されるはずです。早く2巻が読みてー。

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<時をかける少女>を見てきた

あちこちで高い評価の劇場アニメ<時をかける少女>を見てきた。
ストーリーはタイムリープ(時間を遡ること)する能力を手に入れた少女の青春ストーリー、というところ。ささいな日常をタイムリープしてやり直すことから始まり、気持ちの迷いをタイムリープでごまかすことから物語がドライブしていきます。ちなみに筒井康隆の原作とは、わずかな繋がりがあるくらいの新しい物語。
一言でいうと、”高校生の夏に戻りたいぜ”と素直に感動させられる作品でした。タイムパラドックスというと、この世界の大状況が絡む物語になりがちだし、それでなくても大状況と個人的な状況が等価で描かれる作品が多い昨今、最後まで日常に徹しているのは好感が持てます。
倒れこむくらいに前向きの主人公、真琴のキャラ付けもグッド。個人的には、タイトルを<走る少女>にしてもいいと思うくらい(笑)。
アニメーションとしても特別に凝った作画ではないものの、抜くところは抜きながらもキャラがよく動く。街の背景描写がキレイです。
恥ずかしながら、主人公の”わんわん泣き”にもらい泣きしそうになりました。後味の爽やかな映画です。が、なぜか観客動員は振るっておらず、同人種と思われるメガネ男子がほとんど。早く上映終了するのはもったいない映画なので、ぜひどうぞ。

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宮崎駿カントク息子が<立喰師列伝>を批判

ここのところ、札幌も夏本番。さらに仕事がハードで、腰を中心に心身が悲鳴を上げている。そこにきて、教祖様が意外なところから批判されている、というニュース。

各方面で酷評の(一例)「ゲド戦記」監督の宮崎吾朗が自身のブログで押井カントクの<立喰師伝>を「押井さんにもうひと花咲かせてほしい」「サービス第一のエンターテインメントに挑戦してほしい」と評している。
この人は何様のつもりなんでしょう。スタジオジブリを”世襲”し、たった一作、スタジオの力を借りて作品を監督しただけなのに、「もうひと花咲かせてほしい」とは。あなたは”ひと花”も咲かせてないでしょうに。父親が押井カントクの文句を言うのは、それだけの実績があるからです。
というわけで、駿カントク息子は全国2万人(それくらいはいると思われる)の押井信者を敵に回しました。
それにつけても、「スタジオジブリ」というだけで、シロウト監督作品がヒット確実、というのもムカつくハナシだ。

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最近おもしろかったマンガ 060630

宙のまにまに 1 (1)
BARSERGAさん推奨。
一言でいうと、高校の天文部で繰り広げられるラブコメ。なんだけど、本好きなのに夜空大好き少女に引っ張られる主人公のモノローグにグっとくる。
「どんな街に行っても、本があると安心した。だけど空を見上げて、感動する自分がいる。」
自分も本屋とプラモデル屋がある限り、どこに行っても変わることのない生活のはず、だったはずだが、札幌の夜空だけは本州の都市の夜空と違い、圧倒的にキレイで”生まれたところを遠く離れて”を実感した。それにしても、おおきく振りかぶってといい、女性作者の描くフツーのマンガが元気だなあ。

正義警官モンジュ 2 (2)
人間に近い感情(グズグズと悩んだりする)を持つが、ある欠陥を抱えたロボット警官モンジュと、スケベだが正義感は持っている警官のコンビを中心とした、交番物語。人情物語あり、キカイゆえの物語ありだが、モンジュが成長する姿に好感が持てる。大きな陰謀も背後にあったりするので、日常の物語との交差もおもしろい。

RAISE 2 (2)
ベテラン新谷かおる先生の戦記もの。W.WⅡのB-17爆撃隊の活躍が描かれる。YOUNG KING OURSにて連載中は下書きで掲載されたりして、先生もヤキが回ったと思ったもんだが、単行本になってみると、やっぱり安定している。

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