かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきた
昨年からの新型コロナウイルス禍により、空自の航空祭も陸自の駐屯地記念行事も海自の艦艇一般公開もなくなり、深刻なミリタリー成分不足に見舞われたため、休暇を取って、岐阜県各務原市にある<かかみがはら航空宇宙博物館>に行ってきました。各務原市は日本の航空産業発祥の地の一つであり、また川崎重工の地元であります。また空自岐阜基地は各種新装備の試験を行う特別な基地であり、航空宇宙博物館の設置地に相応しい地でしょう。
まずはこの航空宇宙博物館の象徴である復元された三式戦闘機、飛燕。戦後に施された塗装をすべて剥ぎ取り、ジェラルミンの地肌に戻した姿は、その巧みな照明も相まって厳粛ともいえる空気に包まれています。
前述したとおり、岐阜基地は各種新装備や試験機、テストベッド機が集まる特別な基地であり、ここにしかない航空機も多数収蔵されています。個人的にはFBWの技術実証機であるT-2CCVと、STOL技術実証機である輸送機<飛鳥>は特別な存在。戦後、復活した日本の航空機産業が官民で様々な新技術にトライしていた時代の航空機を見ると、日本の航空業界には”あったかも知れない別の未来”を見ている気分になります。
川崎重工の地元なので、各種ヘリの展示も充実。
また、”航空宇宙博物館”なので、JAXA関係を中心にロケットエンジンや衛星なども展示されています。
博物館の内外を2回りしてスマホの記録上、6㎞も歩いていました。最近、睡眠不足で体調万全とはいえないのですが、それだけ興奮して写真を撮りまくっていたということでしょう。岐阜はグルメも充実しているので、近いうちも再訪したいものです。
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